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Interview01 社会インフラを支えるやりがい
緻密でグローバルな仕事が
ここにはある。

宮腰 直樹
技術本部 フィールドサービスグループ 主任 2007年入社
  • 入社10年以上
  • 文系出身
  • エンジニア
  • 主任
  • グローバル
  • キャリア

Interview01 インタビュー ①/宮腰 直樹

現在の仕事 放送局と視聴者をつなぐ架け橋として
歴史的瞬間に立ち会う喜び。

私はフィールドエンジニアをしています。スポーツやイベントの開催される場所に行き、テレビ局の中継車から受け取った映像をTNOC(東京回線センター)へ伝送するために、機材のセッティングを行うのが主な仕事です。
実際は現地での作業よりも準備にかける時間の方が多いです。試合やイベントは週末に集中するため、平日は機材が置いてある事務所で準備をします。週の前半は中継地についてお客様と確認しながら詳細を詰めていきます。当社が光中継車を出してテレビ局の中継車と接続する場合もあれば、会場内の部屋で中継車と当社の回線を接続する場合もあります。また、テレビ局の中継車が競技場の北側なのか、南側なのかで環境が全く違ったりします。この時間に大量の情報をもれなく収集し、効果的な構成を提案します。
週の後半は、確認した環境を想定して本番と同様に機材のケーブルを接続し、正常に通信できるかを検証します。扱う機材は多く、それぞれの機材の役割や技術的特性を理解していなければなりません。いざ本番で接続に誤りがあるとテレビ局が中継できなくなってしまうので、トラブルの芽を摘み取るためにしっかりとシミュレーションします。
中継当日は開始6時間半ほど前に現地に到着し、セッティングを行います。中継中は待機してトラブルに備えます。

印象に残っている仕事・やりがい 海外では予想できないハプニングも
最善を尽くし、本番に備える。

ウィンブルドン、マスターズゴルフなど誰もが知っているようなスポーツの試合や大規模なコンサートに携わる仕事なので、社会に貢献しているという実感があります。印象的な仕事ばかりですが、特に海外の仕事は予想外のハプニングが多く、記憶に残っています。
最近で印象に残っているのは、2020年の全豪オープンですね。当社はテニスの4大国際大会を放送するお客様がいるため、海外の各会場に行くことが多いです。この時はちょうど決勝戦の直前にオーストラリア史上最悪と言われる森林火災が発生し、TNOCと接続している回線が損害を受けました。バックアップの回線は無事でしたが、主回線を復旧しないと、本番中に何かあった時に切り替えができず、支障があります。試合が近づくにつれてお客様の不安も高まり、私自身もプレッシャーを強く感じていきます。緊張感は極限になり、正直生きた心地がしませんでした。毎日のように現地の通信事業者に働きかけ、何とか試合前に復旧することができ、全身の力が抜けるくらいにホッとしましたね。

仕事をしていくうえで大切なこと 視聴者に意識させてはいけない仕事
万全の準備と確実な作業を徹底。

この仕事に向いているのは、細かい部分も含めて一つ一つの作業をしっかり確実に実施することができる人だと思います。もしケーブルの接続がひとつでも間違っていれば、放送自体ができなくなってしまうかもしれません。画面の先にいる視聴者の方々にとっては、放送されているのが当たり前で、それが中断するかもしれないという不安を抱かせることはあってはなりません。
また体が資本なので、タフな人が向いていると思います。基本的に2人1組で現地に向かい分担しながら作業するので、気軽には休めない時間帯はあります。また現地では夜の作業も多いため、深夜まで勤務することもあります。時には体力的に辛いと思うこともありますが、無事に放送が終わった時の達成感は、何にも代えがたい経験です。
仕事では、お客様や一緒に仕事をする同僚との情報共有を密に行うことを心がけています。正確に作業するためには、細かなことでもお客様からもれなく情報をヒアリングしなければなりません。また現場では2人が密に連携を取りながら作業をしていかないと、スムーズに進みません。自分の作業状況と相手の作業状況をすり合わせながら仕事をするようにしています。

今後の目標 進化する技術を貪欲にキャッチアップ
後輩の育成にも尽力する。

放送においては、確実に映像を伝送するためにレガシーな(長年使い慣れた)機材を使用することも多いですが、技術革新は進んでいます。多数の機材がそれぞれ進化していくので、常に勉強していきたいと考えています。また、後輩の育成にも力を入れています。会場によって機材設置のパターンがいくつかあり、ひととおりマスターするまでには最低でも1年はかかります。一人前になるまでに時間がかかるので、成長が加速するように支援したいと思っています。会社としても教育に力をいれており、研修プログラムも常に更新しています。
裏方として放送を支えるのが役割なので、世間から注目される職業ではありませんが、目に見える形で結果が出るため、やりがいがあります。皆さんに興味を持って頂き、一緒に仕事ができたら嬉しいです。

Workflow 1日の働き方

夜開始のイベント中継業務の一例

10:30

現場移動の時間を逆算して事務所へ集合
現場へ持ち出す機材の最終確認、車への積み込み

12:00

現場入り(イベント開始6時間前)
機材のセットアップ、ケーブル配線、当社回線センターとの信号疎通確認などを実施

15:00

映像伝送サービス開始(イベント開始3時間前)
お客様本社や別のイベント会場など、指定の場所へ映像をお届けする。
お客様がテストをする時間を確保するため、当社のサービス開始時間は実際のイベント開始時間より数時間前に設定されることがほとんど。

18:00

イベント開始
スポーツや音楽イベントなど、イベントが開始されたらモニター機材で映像や音声が正常であるかの監視業務を実施。本番中は慌ただしく作業するということはない。

21:30

イベント終了
スポーツ中継などは試合終了後に編集したハイライト素材などを送ることもあり、当社のサービス終了は必ずしもイベント終了時間と一致しない。

22:30

撤収作業
お客様の通信利用がなくなれば現場機材を撤収。事務所で機材を片付けてから帰宅。

プライベート

外に出ることが多い仕事なので、休日は家でスポーツ観戦や動画コンテンツの視聴を楽しんでいます。Jリーグが好きで観戦しています。

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